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ボトックスによる酒さの治療 

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2017年9月4日

ボトックスというと、シワや脇汗、エラの治療などで有名ですが、その他の治療でも注目されています。

今、私が注目しているのは、酒さの治療です。

 

酒さは赤ら顔となる代表的な疾患で、顔の赤み、ほてり、ピリピリ感などが断続的に長期間続く疾患です。

酒さについて詳しく知りたい方はこちら

をご参照ください。

 

酒さは近年、日本でも増えてきている疾患で、テトラサイクリン系の内服薬や、各種つけ薬、レーザー治療が行われ、これらの治療を組み合わせることで、かなり効果が得られるのですが、患者様によっては、いまひとつ聞きにくい、と言うこともあります。

そこで注目させていただいたのが、ボトックスによる酒さの治療です。米国の学界で少し話題となっておりました。

酒さは神経的な病因が古くから指摘されている疾患ですので、ボトックスにより症状が軽減される、というのは、それほど驚きでもないのですが、治療の選択肢が増えることは好ましいことです。

皮内にボトックスを打つことで、酒さによる赤みを抑えることができた、という報告が多数上がっています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25548

 

酒さ治療を体系的にレビューした論文でもボトックスによる治療は安全性が高く、他の治療でいまくいかない場合は考慮しても良いとされています。むしろ他の治療法より安全性が高い、とされているのが注目ポイントでもあります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5096126/

 

 

この記事の著者

花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)
東京都、埼玉県でクリニックを5院経営する皮膚科医。テレビ出演多数。皮膚腫瘍治療の実績により アジアの次世代を担うリーダー100人(100Next-Era Leaders IN ASIA2015-2016)に選出される。

花房 火月(ハナフサ ヒヅキ)

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